テゼから日本へのメッセージ
日本の友人のみなさんへ
この(フランスの)テゼにおいても、海外のテゼ・ハウスにおいても、テゼのブラザーたち全員が、日本を襲った試練に心を寄せています。わたしたちにとって、日本がどれだけ親しみを覚える国であることか。苦悩する人々を思い、わたしたちの心は、悲しみ泣いています。
罪なき人々の苦悩という不可解な現実に戸惑う時、悲しみに寄り添われる神の深いあわれみを信じ、祈りを通して、悲しみの中にあるみなさんを励ましたいのです。みなさんとみなさんのご家族、日本の諸教会、顔を覚えているたくさんの友人たち、そして日本のすべての人々のために祈り続けています。
地震が起きた最初の日から、このテゼの聖堂では、地震と津波によって被災した方々のことを覚えて祈り続けてきました。そして今日、わたしは聖堂でこのように祈りました。
「キリスト・イエス、わたしたちは、あなたのそばにとどまり続けることを願い、地上で苦悩するすべての人々の悲しみをあなたにゆだねます。特に、日本で地震と津波の被害にあった人々のために祈ります。苦しみのただ中にある日本の友人たちを、あなたにおゆだねします。人の悲しみに寄り添われるあなたの深いあわれみが、彼らの上にありますように。」
わたしは、みなさん一人一人の近くに友としてとどまっています。
ブラザー・アロイス(テゼの院長)