テゼ共同体とフィリピン
和解しようとする心で葛藤を引き受けるために
交わり(コミュニオン)の心熱い探求者になるために
すべての人を包み込む友情を広げてゆくために
ブラザー・アロイス
テゼ共同体(コミュニティ)
テゼはフランスにある小さな村です。1940年、ブラザー・ロジェはここに超教派の男子修道会(共同体)を始めました。ブラザー(修道士)たちは、その生涯を、独身、単純素朴な生活、すべてを共有する生活に差し出しています。今日、テゼは、約30の国を出身とするカトリックとプロテスタント諸派を背景にもつ百数十名のブラザーたちから成っています。
テゼの存在は、「共同体(コミュニティ)のたとえ」の一つかもしれません。それは、いくつもの教派に分かれているキリスト者や敵対しあう人々の和解のしるしとなる生き方を願う共同体です。ブラザーたちは自らの労働によって共同体を支え、自らのための献金を受け取りません。個人的に遺産を受け取ることもなく、それらはすべて貧しくされている人々に贈られます。
もう何年にもわたって、ますます多くの青年たちが世界中からテゼを訪れ、毎週開催されるプログラムに参加するようになりました。一日3回、青年たちはブラザーたちとともに祈るために集います。神のことばについての学びや黙想、小さなグループでの分かち合いは、一人一人を人生の意味の発見や、それぞれの教会や社会で担うべき責任にむけて整えます。
毎年の年末に、テゼはヨーロッパの都市で、その地域の教会と協力して青年大会を開催しています。去年は、ベルギーのブリュッセルで開催され、40,000人の青年たちが集まりました。
ブラザー・ロジェが2005年に亡くなってから、ブラザーたちはブラザー・ロジェが始めた青年大会をさらに広げて進め、アジア(インドのコルカタ・2006年)、南米(ボリビアのコチャバンバ・2006年)、アフリカ(ケニアのナイロビ・2008年)などで青年大会を開催してきました。
テゼとフィリピン
テゼのブラザーたちは、70年代からフィリピンを訪問していました。そして毎年、フィリピンの各地から数名の青年がテゼに招かれ、3か月間テゼで開催される青年の集いに参加するようになりました。このようにして、彼らはフィリピンでの生活や教会での信仰の歩みを世界中から集まった青年たちに分かち合ってきました。フィリピンではすでに1991年に「信頼の巡礼」の歩みの一つとして青年大会が開催され、15,000人の青年たちが、その多くはフィリピン国内から、そしてそのほかの国々から集まりました。
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